ガン、悪性腫瘍

ガンは、現代医学を持っても難治と言われています。
東洋医学から見たガンは究極の冷えの塊と見えます。
実際に、温熱療法が効果的と言われていますので冷えによる病態と言えます。
細胞は冷えてくると、動きを止めようとます。
がん細胞は、寒毒による病理産物と言えます。
もし、温かい新鮮な血液が流れているならばガンは発生しません。
心臓はなぜガンが発生しないのでしょう。
心臓は生きている間、常に動き続けています。
また、位置的にも人間の上半身にあり、比較的冷えにくく「心」は東洋医学では火を表します。
ですから、五臓の中では最も熱を持っている所でもあります。
ガン細胞が入り込む余地が全く無いのです。
人間の体には免疫システムが備わっており、ガン細胞が生まれていても、自然治癒作用によってガンにならなようにしてくれています。
また、ガンにならないように冷えから守る為にも発熱を起こしたり体表面に色々な警告や解毒反応を起こします。
ガンになると抗がん剤、放射線療法等が行なわれますが、これらの治療法は残念ながら体内を冷やしてしまいます。
強力な冷えが体内に起こると、ガン細胞も死滅します。
しかし、正常細胞も死滅してしまいます。
抗がん剤や放射線療法が正常細胞も攻撃する理由がここにあります。
副作用と言われる脱毛や便秘、食欲不振等は人間が解毒や排泄しようとする働きを放棄した反応です。
つまり体が異常に冷やされた結果起こる反応なのです。
死体は触ると冷たいですね。
細胞も死んでいて冷たいのです。
抗がん剤によるガン治療は、この死体の状態に近づけようとしていると考えられます。
細胞が死んでしまえばガン細胞も死んでしまいます。
また、患者の一部は民間療法へと足を運びます。
残念ながら、これらの民間療法は体を温めてはくれません。
免疫がしっかりと働くには、体内で温かい新鮮な血液が流れなくてはいけないのです。
ガンという冷えの塊を治すにはこの冷えが取れるように体の内面を温めてあげなくてはいけないのです。
ガンを克服する方法は、自分自身が持っている自然治癒力を上げる事しかありません。
自然治癒力を上げるには、いかに内面の冷えを改善させるかにかかっています。
ガンの漢方治療は、体質に合った漢方薬と冷えの改善に重点を置きます。
漢方薬は、抗ガン剤や放射線療法との併用も可能です。

ガンに対する漢方薬

主に免疫を上げる補剤
補気剤(補中益気湯、十全大補湯、補気建中湯、麦門冬湯、人参養栄湯、帰脾湯等)
補血剤(四物湯、当帰建中湯、当帰四逆加呉茱生姜湯、当帰芍薬散等)
補陰剤(六味地黄丸、杞菊地黄丸、味麦地黄丸、滋陰降火湯、滋陰至宝湯等)
補陽剤(人参湯、真武湯、桂枝加朮附湯、八味地黄丸、牛車腎気丸等)

出来てしまった病理産物の除去剤
化痰薬(二陳湯、半夏厚朴湯、小柴胡湯、大柴胡湯、柴胡桂枝湯、温胆湯等)
利湿薬(五苓散、茵蔯五苓散、分消湯等)
活血薬(桂枝茯苓丸、桃核承気湯、通導散、冠心II号方、田七人参等)

このように補剤を中心とした漢方薬が第一選択になりますが、腹水等が顕著な場合、利水薬や化痰薬が必要になります。
ガン細胞は瘀血もよく発生させますので、活血薬が必要な場合も多いです。
これら以外にも多くの処方があり、患者さんの状態に合わせて漢方薬を飲んでいただきます。
ガンの場合、食事も大切です。
体を冷やす食べ物や飲み物を控えてください。
生活面では、お笑いを取り入れてみてください。
心から笑うとガン細胞が逃げて行きます。
希望を捨てずに、体質に合った漢方薬をお飲みください。

木村漢方薬局では、患者さんやご家族の方皆様が笑顔になれるよう努力しております。
他の代替療法についても、患者さんやそのご家族と納得が行くまで、意見の交換を行っています。
ガンに対する決定的な治療法がない現在、漢方治療が少しでもお役に立てれば幸いです。

温熱イメージ


末期ガンと宣告された方へ
末期ガンと宣告された方、あるいはこれ以上治療効果が見られず医師から余命宣告がされた方は生きる望みも無くなり、益々自然治癒力が落ちて行ってしまいます。
しかし、近年QOL(quality of life)と言われるご自身の人生の生活の質を良くする事が見直されています。
漢方治療は、このQOLを高めます。
特に食欲の向上、便通の改善、気力向上、ガンによる疼痛の緩和、延命効果等が非常に期待できます。
ガンの漢方治療は一般の漢方治療より費用がかかりますが、一度ご相談にお越し下さい。
患者さんご本人がガンと知らない場合、ご家族が事前にお申し付けください。
秘密厳守にて、ご相談を承ります。